ちょっと恥ずかしい話ですが、告白します(*’ω’*)
実は一昨年(2019年)、痔の手術をしました。
今でこそ、こんな風にあっけらかんと話していますが、手術をするまでは一人でずっと悩んでいました。
今回このような話をしようと思ったのは、私のように一人でずっと悩んでいる方に、少しでも参考になればと思ったからです。
痔の手術をしようと思ったきっかけ
60歳を過ぎてからなぜ手術をしようと思ったのかというと、特に痔が悪化したわけではなかったのですが、数年前に友人が手術をしていて、その話を聞いて勇気づけられたからです。
それでもすぐに手術をするという決断は出来ませんでした。
そもそも「肛門科」に行くのが嫌でした。
ただ、老後寝たきりになったり痴呆症になったりした時の自分を惨めにしないために、「手術をするなら今だ!」と思い立ちました。
病院選びの条件
病院を選ぶ基準は、「家から近くて評判のいい病院」と漠然と思っていましたが、実際はそれだけではありませんでした。
友人は、通院していた病院の紹介で都内の病院で手術をしました。
入院中の話を聞くと、神経質な私には難しいなと思うところがありました。
その一つが入浴です。
手術後は患部を清潔に保つためと血行をよくするために毎日入浴をしなければなりません。
友人の入院した病院は、民宿やペンションのような一つの大きなお風呂に、男女が午前と午後で入れ替わりに入るものでした。ですから友人はできるだけ一番をねらって入っていたそうです。
その話を聞いて私には到底我慢ができないと思い、病院のことを調べてみる必要があると思いました。
そして「(私は)何を基準に病院を選ぶのか」を考えて、その条件に合う病院を探しました。
①家から病院までなるべく電車で1時間以内
②総合病院の「肛門科」ではなく、肛門(痔)の専門病院
③女医さんがいる(特に初診)
④個室のお風呂がある
⑤食事や生活の指導がある
⑥手術後のケアの充実
以上のことを念頭におきながら隈なく調べて、結果的に私の考えた条件が全て揃っている病院を見つけました。
初診は女医さん!
初診は女医さんに診てもらえる病院がいいと思っていました。この年齢になっても、医師とは言っても男性にお尻を見せるのは抵抗がありますから(;^_^A
私の選んだ病院では女医さんの初診の場合は予約が必要で、当時一番近い日でも1ヶ月先でした。
担当医は見るからに経験豊富そうな年配の女医さんでしたが、今後の診察や手術は男性の医師になる場合がありますという断りがありました。
痔の診察とはどんなことをするのだろうと直前まで不安でした。
看護師さんの指示でズボンのファスナーを下ろした状態で診察台に横向きに寝ます。
医師の準備が整うと看護師さんが慣れた手つきでズボンと下着をスルッと下ろします(^◇^;)
医師から「少しヒヤッとしますよ。」と言われた後に肛門に何かを挿入されたみたいでしたが、その後患部を拭いて終わり。
「え、これだけ?」という感じでした。
そして診察後、私の正確な病状と病名を教えてもらいました。
私の場合は「痔核」と「直腸粘膜脱」という病名でした。図を見て、書いて、丁寧に説明してくださいました。
そして「すぐに手術が必要な状態ではありませんが、希望があればします。どうしますか?」と問われ、手術をするために意を決して来たのですから、「手術をします!」と答えました。
そして、手術の前に「手術前検査」や「直腸内視鏡検査」をし、仮に「直腸内視鏡検査」の結果に問題があった場合は、痔の手術はできないとの説明がありました。
入院・手術の予約
入院の予約をするにあたり、個室か大部屋かという問題がありました。
病室の種類は、個室と特別個室、2床室、4床室、4・5床室とあります。
そして4・5床室以外は差額料金がかかります。
(一日分の差額料金は、特別個室60,500円、個室27,500円、2人部屋11,000円、4人部屋5,500円 消費税込み)
特別個室はもちろんですが個室の差額料金は高く、入院期間は10日間の予定ですから、差額料金だけで相当な金額になります。
娘は私の性格を考えて個室にした方がいいと言いましたが、ケチな私は10日間ぐらいなら我慢できると思い、差額料金のない4・5床室を選びました。
差額料金のかからない4・5床部屋はかなり混んでいて、その部屋が空く一番近い日で約1ヶ月半後でした。
入院の予約をすると、その1週間前に「手術前検査」という、実際に手術できる状態の体かどうかの検査をします。
その検査にパスするといよいよ入院です。
(続く…)
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