「おしりの話①」では、痔の手術をする決心と病院探しの条件についてお話ししました。(「おしりの話① 60歳で痔の手術をする決心~病院探しの条件~予約まで~」)
さて、いよいよ入院ですが、その前に大事な話をしておきます。
「うんち」の話です。
食事を控えている方にはすみません。
「おしり」や「うんち」の話は人にはなかなか言えない話です。
私も痔の手術をするまでは、人に話したことも聞いたこともありませんでした。
理想的なうんちの状態
みなさんは理想的なうんちの状態をご存じでしょうか?
恥ずかしい話ですが、私はお菓子の「かりんとう」のようにしっかりした形で水に流したときに崩れない固さのものが良いうんちだと思っていました。
しかし、看護師さんから受けた説明は全く違っていました。
うんちの太さは親指くらいで、硬さは練り歯磨き粉くらいが良いのだそうです !(^^)!
自分の認識と全く違っていたので驚きました。
理想的な排便時間は2分
そしてもっと驚いたのは排便にかける時間でした。
入院前のアンケートに
「排便時間はどのくらいですか?」
という質問がありました。
私は長いときで20分くらいトイレに入っていましたが、それでは「長い」と注意を受けると思い、いけないことですがウソをついて
「10分くらい」
と答えました。
すると看護師さんが、
「長いです。2分以内にしてください。」
と言いました。
え、「2分」なんて、ズボンや下着の上げ下ろしで終わっちゃうじゃん!
と思わず心の中で突っ込みました。
看護師さんは、2分で排便を済ませるコツとして
・便が出る直前まで我慢して、便座に座ったらすぐ出る状態でトイレに行く
・便が出るまで便座に座っているのではなく、出なかったら止めて改めて出直す
と、助言をしてくれました。
それからは便意をもよおすと、排便の度に iPhone を stopwatch 状態にしてトイレに入り、排便時間を計りました。マジメか!(^▽^;)
おしりをいたわるための排便コントロール
①便の固さ
(練り歯磨き粉くらいの固さ)
②排便時間
(2~3分)
③食物繊維の摂取方法
(オクラやメカブなどネバネバした食材を取り入れる等)
④一日の水分量
(カフェインが含まれていないもの、つまり水を1~1.5ℓ摂取する。カフェインは利尿作用があるため、うんちを柔らかくするための水分にならないため。)
看護師さんから上記の①~④の説明を受けて、入院までの1か月間、「排便コントロール」を意識して生活しました。
そうはいっても、そう簡単に「2分で排便」はできませんから、軟便剤を出していただきました。
排便については、今までは「出せばいい」と思っていましたが、看護師さんの説明を受けて、うんちの硬さや排便時間が「おしり」をいたわることだと知り、「排便コントロール」がいかに大切かということがよく分かりました。
さて、次回はいよいよ「入院」の話です。
(続く…)
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